2年前最寄りの駅が90年ぶりに駅ビルへと改築されました。
それまで青空の元、線路を挟んでスーッと２本のホームがあるだけの
どこか懐かしい風景のホームでした。
夫が闘病している時、改築がはじまり、寂しさと期待を込めて
楽しみにしていた夫は、完成を見ずに逝ってしまいました。
夫は、幼少期からこの駅を使って育ちましたから、
色々な思い出があるはず。
私よりずっと楽しみにしていました。
完成し、初めて駅に足を踏み入れた時は、
「夫に見せたかった」
「一緒にこの時代の変化を驚きたかった」
と涙が出たものです。
あれから2年半。駅は、すっかり地元に馴染んできました。
駅の中には、スタバや図書館、スーパー、スポーツジムまで
入っています。
早速、スポーツジムの会員になった私。
昨夜は、ヨガをしてきました。
初めの頃、運動の苦手な私は、周りが気になっていましたが、
最近は気にならない。
通い慣れてきたことが大きな要因だと思いますが、
自分と向き合えるようになりました。
自分の弱い筋肉を鍛えよう、自分の体の癖はこうだ・・・
自分自身と対話している私に気がつきます。
新しい駅が、あっという間に街に馴染むように
人の心もその環境によって変化する。
「人は、環境の動物だ」と若い時に友人から言われました。
その時はピンと来なかったけれど
今、心からそう思う。
自分の環境、自分の日々は、
責任を持って自分で整えて生きていかなくてはいけない。
頭を空にして体を動かした後つくづく思った昨夜でした。
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