今年も残り少なくなりました。
毎年、12月に入ると、年賀状の準備にはいります。
昨年、一昨年と喪中が続きました。
ご無沙汰してしまっている友人もいますが、
ほとんどがラインやメールで繋がっていますので、
年賀状をやめてしまってもそれはそれでいいようにも思います。
娘たちは、「年賀状は、書かないよ」という現代人ですが、
そんなに枚数も多くないし、なんとなく恒例なので書こう・・・。
と、言ったところでしょうか。
子供の頃は、絵や字を描くのが好きだったこともあり、
冬のこの恒例行事は、楽しみの1つでした。
大人になって面倒と思いながらも描き始めると
友人知人の一人ひとりの顔が思い浮かび
ほっこり嬉しい気持ちと感謝の念でいっぱいになり
至福の時間となります。
「この気持ちを伝えたくて書いているのだ!」
と気づきます。
宛て名まですべて手書きです。
ペンは、モンブランの万年筆を使うのが30年以上の恒例になっています。
その万年筆は結婚前に主人から贈られたもの。
主人は、若い時から「万年筆」が好きでした。
特別字が上手かったわけではありません。
よく言えば、味のある字を書いていました。
そんな自分の字も解っていて、「万年筆」が好きだったのかもしれません。
きっと大切な人に自分が好きなものをあげたいと
贈ってくれたのだと思います。
その気持ちが今では、宝物。
この万年筆は、夫との大切な思い出の逸品です。
生前、夫は数本の愛用の万年筆をよく手入れしていたものです。
私は、日常使いはしませんので、インクがかたまり詰まってしまいます。
ペン先を水につけるだけで、快適な描き心地に戻ることも
夫から教えてもらいました。
さて、今年もまずはペン先を水につけ、年賀状の準備にかかろうと思います。
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