毎朝化粧のたびに化粧筆を使っていますが、
何か使い心地が良くない・・・。
絵の具の筆でも使用している毛によって
描き心地、仕上がりがかなり違うものです。
化粧筆もぜんぜん違うのだろうなあ・・・・
と、ずっと熊野筆に憧れていました。
熊野筆は200年の歴史を持つ広島県熊野で作られた筆のことです。
毛の種類は、山羊、馬、鹿、テン、灰リスなど10種類ほどを
使い分けるそうです。
毛先を切らず丹誠込めた手作業。
指先の感触だけで逆毛、スレ毛を選別して取り除きます。
完成時には、初めの3〜5割の毛が捨てられ徹底した商品管理。
日本の伝統工芸と共に発展した道具文化を守り継いだ逸品です。
ネットでも扱っていますが、用途や感触をお店のひとに
聞くと納得の1本が選べます。
同じ用途でも、毛の違い、粉の薄づき厚づき、コシの違いなど
触っただけで見事に違いを感じます。
購入したのは、灰リスの毛のファンデーション、チーク用。
その感触は、例えようないくらい気持ちよく、やさしい。
さっと粉を叩くのが好きなので柔らかめを選びました。
誕生日にと娘たちがプレゼントをしてくれました。
いつも私の気持ちの背中を押してくれる娘たち。
日本の伝統文化と娘たちのやさしさ。
最高の贈り物をもらいました。
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