昨日、仕事に出かけました。
私の読書時間は、仕事への往復の電車の中です。
昨日も乗り込み座れると、本を早々に出し読み始めました。
席は、ほとんど乗客で埋まっています。
しばらくすると私の横の席の方が降りました。
私は、本の活字から目を離さず、その動向だけ感じていました。
そこへ勢いよく6年生ぐらいの男の子が座りました。
体は、大きいけれど幼そう。
沿線上の私学の制服、そしてランドセル。
しかしその男の子、
どうも落ちつきがない。大きな声で咳払いを
してみたり、キョロキョロしたり、
体を動かしてみたり・・・・。
子供には、かなり寛大な私ですが、
なんか嫌だなあ〜
大丈夫かな〜この子・・・
しばらくそうした時間が流れた。
私は変わらず活字を追っていました。
すると、突然大きな声で
「どうぞ!」
と男の子が立ち上がる。
え?
と、顔を上げてみると
前に白い杖をもった、男の人が立っていました。
そしてその人は、
「ありがとう」
と男の子に礼をいって座りました。
・・・・・・
あれ!?
き、きみ・・・!
いいとこあるじゃないか。
おばさんは、気がつかなかった・・・
急に男の子に対し、恥ずかしい気持ちになりました。
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