あの日のことを思い出す

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今日の東京は、1日冷たい雨が降っていて寒かった・・。

10年前の3月11日も夕方になるとこんな寒さだったなあ。

 

あれから10年・・・・。

 

10年前のあの日、私は横浜方面に1人で買い物に出かけ、

地震にあい、帰宅難民となりました。

 

閉鎖された改札の前に溢れかえる人の中で、

駅のモンターに映り出される福島の

信じられない光景を呆然と見ていた。

 

家までの道のりは、歩いて帰る距離ではない。

交通機関はすべて麻痺。

大きい隣の駅まで、歩いていかなければ手段はない。

 

1人で歩き出しました。

大勢の人が、同じ方面へ歩いています。

その流れに乗って、歳格好の似た女性に声をかけました。

 

皆、気持ちは同じ。

すぐに友人のように話し出し、

自分はどこに帰りたいのだと知恵を出し合う。

 

目的のとなり駅に着くなり、バスを待つ。

長蛇の列だが、バスは一向に来ない。

並んでる列の前後は若い女性達だった。

彼女らともそれぞれの目的地を交わし、励まし合った。

 

 

2時間待った末、一台のバスがつき乗り込んだ。

通常だと30分のところ3時間かかることになったが、

バスの中でまたどこまで帰りたいのか言い合った。

 

途中で降りる人がいると皆が「気をつけて」と

別れを惜しむかのように声をかけあった。

 

中に私と同じ駅の80歳の女性がいた。

「ご一緒させてほしい」と私にいう。

 

気丈の印象の女性だが80歳だ。

心細かったに違いない。

 

3時間かかって降りた駅からは、

1人だったら歩いたかもしれないが、

その女性のことを考えると離れられない。

避難場所として設けられたビルの中で

いろんな話をしながら、一夜を明かした。

 

携帯で家にいる夫と連絡が取れていた。

早朝、道路が落ち着き始め、車で迎えに来てくれた。

その女性を家まで送り、やっと自宅に戻れ安堵した。

 

 

大変な一夜だったが、なぜか心細くはなかった。

出会う人みないい人だった。

手を取り合って励ましあい帰って来た・・・・。

 

 

しみじみ人の温かさを感じた一夜だったことを思い出す。

 

 

日常は忙しく、忘れかけてしまうけど、

人っていい。

 

あの日のことを思いながら仕事から帰って来ました。

 

 

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